2022年5月19日 (木)

矢筈山~石堂山 ~山レポート~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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517日は、徳島県の祖谷山系の矢筈山と石堂山の

2座をつなぎ歩いて来ました。

天気は曇り時々晴れ。気温は低めで、歩行条件は最良。

笹深い山域ですが、今回は登山道の笹が刈られており、

物凄く歩きやすかったです。本当に感謝です。

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登山口は三好市の落合峠。標高1520㍍。

明るく開けた峠で、開放感が抜群!

車道の向こうには烏帽子山・寒峰へと続く

一本の縦走路が見えています。

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ちょうどミツバツツジが開花したばかり!

笹原の高原に赤紫の花が良く映えます!

左手には石堂山、右手には矢筈山が見えています。

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笹原に新緑のブナが立ち並ぶ

樹林帯の中の素敵な登山道。

モミやダケカンバの木々も見られます。

アップダウンも少なく、お散歩感覚で歩けます。

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サガリハゲ分岐手前に、物凄い急登があります。

ロープが張られており、助かります。

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分岐を越えると、笹原のトラバース道。

雪で倒されていた笹が、茎に沿って滑りやすい道のり。

「慎重に!」

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途中にお花畑が出現!

ワチガイソウの群落。

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オオカメノキの白い花も咲いたばかり!

ツツジ赤紫に対して、白い清楚な花が印象的。

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いよいよ矢筈山の本峰に取り付きます。

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登って行くと、やせ尾根の岩場の通過も有り!

ちょっぴり緊張します。

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振り返ると、法皇、赤石、石鎚山系の山並みの

連なりが幻想的に見えています。

北に瀬戸内海や島々も見えていました。

「素晴らしい展望!」

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樹林帯を抜けると、一面笹原の

矢筈山(やはずやま/標高1849㍍)に到達。

気温が低く、空気が澄んで、周囲360度の

大展望が見渡せました。eye

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特に南側には東西に連なる広大な剣山系が望める、

素晴らしい眺望!

日本百名山の剣山、その兄弟峰の次郎笈、

日本二百名山の三嶺、三角錐が際立つ天狗塚、

土佐矢筈山と

四国のハイカーが「いつかは登りたい」と想う、

そんな名峰が連なって見えています。

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さあ、石堂山を目指し、再スタート。

いきなりの急降下。

北東方面が切れ落ちており、高度感、狭い路肩も

相まって、物凄く緊張する箇所でした。danger

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急降下後には、コミヤマカタバミの群落がありました。

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矢筈~石堂間も笹は浅く、かなり歩きやすかったです。

途中に崩落箇所、そして何度もアップダウンを繰り返す道のりで、

距離の割に、時間も掛かり、精神的にも疲れます。coldsweats02

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最後の石堂山への登り返し。sweat01

 

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石堂山山頂(いしどうやま/標高1636㍍)で、

矢筈山を望みながらの昼食。riceball

 

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少し下れば、石堂山の名前の由来となった

「御塔石(おとういし)」が見えます。

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石堂山山頂から見上げた矢筈山shine

立派です!!

素晴らしい山容ですが、またあそこに

登り返すのかと思うと、かなり大変です。

 

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縦走路にはミツバツツジが時折見られて、

一服の清涼剤となってくれました。

 

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縦走路から先程登った石堂山が見えます。

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矢筈山へ最後の登り。

がんばって♡

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往路を戻ります。

本峰からトラバース道への取り付きで道をロスト。

過去にもロストしたことが有り、要注意!

朝に通過したお花畑では、イチリンソウが開花していました。

 

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木漏れ日が射し込めば、風景もまた変わって見えます。

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ピョコピョコと3つのピークが並ぶ矢筈山。

左奥が本峰です。

初夏を彩る

素晴らしい山旅になりました。

 

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グレードは中級レベル。

歩行距離:9.63㌔  タイム:7時間20

総上昇量:995

ベースキャンプ高松店スタッフ