戸田の実家、石川県にある白山に登ってきました。
正確には石川県・福井県・岐阜県にまたがっていますが、一番人気の登山口である別当出合は石川県にあるので、もはや石川県の山といって差し支えないでしょう(笑)。
私の心の山と言えば白山です。
今回で16回目ですが、いつ登ってもいい山です。
ところで、気象条件等によって決まる、森林が形成され得る限界の高度というものがあります。
それを「森林限界」といいますが、最高峰である御前峰(ごぜんがみね)の標高・2702mはそれを超えており、立派な高山といえます。
森林限界を超える標高の山としては日本の西限にあたるので、高知からは一番近い高山になるんですね。
高知市街から、ターミナルとなる市ノ瀬ビジターセンターまで約650km。
では行ってみましょう。
別当出合まではマイカー規制されているのでシャトルバスに乗り換え。
朝6時なのに激混みです。
バスに乗るのに1時間半かかりました・・・。
細谷川にかかるスタートのつり橋。
気分があがるポイントです。
ちなみにこの橋、かなり揺れます。
天気は最高すぎてかなり暑い。
この日、麓の白山市の最高気温は35℃!
溶けます。
宿泊地の南竜ヶ馬場(みなみりゅうがばんば)が見えてきました。
標高は2085m。これぞ別天地。
あれが我々の目指す紺碧の宇宙(そら)だ!とかそんなことを言っています。
卸したてのエクスペド・ライトニング60を肩に食い込ませながら。
このあたりは高山植物が見事で、かなりの種類を見れる絶景ポイント。
ニッコウキスゲ
イブキトラノオ
シモツケソウ
ハクサンフウロ
他にもたくさん咲きすぎていて全部紹介できません・・・。
たまに勘違いされますが、高山植物は高山に行けばどこでも咲いてるわけではなく、見れる種類には山によってかなりの偏りがあります。
白山が特別なのは、日本で1番と言っても過言じゃないその種類と量。
花に特に興味のない人でも感嘆の声が漏れること請け合いです。
写真ではわかりにくいですが、斜面にも大きい群落がそこかしこに見られます。
暑さに喘いでテント場へ。
ここにはご褒美があるんですよ。
雪解け水が沢となって流れていて、ここで汗を流すのが私の白山の楽しみの一つ。
水温は7℃程度と、普通の沢水よりはるかに冷たいのですが、こんな天気のいい日なら問題なし。
全身つかりました。
最高すぎる。
水浴び中に、ぬるくなった夜のお供を沢水で冷やす。
馬路村ゆずチューハイとプラティプリザーブに入れた美丈夫 特別純米で高知らしさを主張。
すっきりしてあまりにも気持ちが良かったのでフライングで1杯。
行動食のトレイルミックスがおつまみになります。
ソイルのナルゲンボトルがお気に入り。
テント場が猛烈に混んでいて焦りましたが、なんとかテントを張れる場所を確保しました。
4人用テント、MSR・パパハバNX、ヨーロッパ限定カラー。
重量3kg超のテントはさすがに重かった・・・。
こう見えてもう夕方。晩御飯を食べます。
まだ暑い・・。気温は20℃を超えています。
同行者が持ってきてくれた高級ウィスキー、サントリー・ 碧。
濃厚で超絶美味。
みんなで飲んですぐ空けてしまいました。
ありがとうございます。
テント場のアーベントロート。山の夜は早い。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、もう寝る時間です。
翌日は朝方4時から行動開始。
徐々に空が白んでいきます。
朝ごはんの準備。
SOTO・ウィンドマスターの火が揺れる。
この時間ならではの景色。
モルゲンロートに別山が照らされます。
室堂に行く途中には、例年遅くまで残る雪渓が。
これがあのテン場の沢となっているかと思うと拝みたくなります。
室堂付近にはクロユリの大群落がありました。
さすが日本で一番の群生地です。
室堂に着きました。
御前峰がちょっとガスってる?
最後の参道の登りにはイワギキョウが咲き乱れていました。
頂上に着いてみたら真っ白・・・。
いや、白山って、そういこうことじゃないんだけど(笑)。
とりあえず記念写真。
ガスが晴れないかと20分ほど粘りましたがダメでした。
下山することに。
下山中にちょっとしたトラブルはありましたが、パーティーの皆で協力して乗り切りました。
ミナデイン炸裂です。
降りたあとは白峰温泉総湯ですっきり。
下は猛暑。
遠方でしたが一番いい時期に行けて大満足の山行となりました。
実は当初は富山の立山に行こうとしていて、天気が悪そうだから白山に転向して、でも後で知ったところ立山も天気が良かったみたいで、登っている最中、「きっと立山は悪天で地獄絵図に決まっている」と悪態をついていたのは公然の秘密ということにしておきます。
高知大丸店 戸田
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