夏が来~れば思い出す~はるかな尾瀬~遠い空~
と、歌われています。
あの尾瀬。
スタッフ戸田が行ってきました。
二十四節気でいう立夏は過ぎましたので、もう夏ということでいいんじゃないでしょうか。
聞いたことはあるけどどこにあるか知らないという方も多いと思いますが、福島県・群馬県・新潟県の3県にまたがる湿地帯を尾瀬ヶ原=尾瀬というんですね。私も、行くことを決めてから調べるまで実はよくわかっていませんでした(笑)。
高知からは遠いですが、そこはNo place too farの精神で。
お客様の中には今年の夏は尾瀬に行くという方もいらっしゃったので、これは私も行かなければと思い立ったわけです。
【飛行機】
高知空港→羽田空港
【電車】
羽田空港→宇都宮
【車】
宇都宮→尾瀬
所要時間6時間半。ではいってみましょう。
始まりは林道歩きから。
準備万端。実はブーツは卸したて。気分があがります。
退屈な林道歩きを3.2km、飽きてきます。
サングラスも卸したてなので無駄にかけてみる。
うーん、チャラい。
一ノ瀬休憩所からようやく山道に入ります。
木道が出てくるだけで尾瀬感が出ますよね、なんとなく。
早々に雪が。
気分が盛り上がるポイントです。
アイゼン(靴につけるスパイク)はまだいらないかな。
雪が敷き詰められた樹林帯。
こういうなんてことない場所でも自然の濃密さを感じます。
一ノ瀬からさらに3kmほどで尾瀬沼に出ました。
今回の目的の山、燧ヶ岳が尾瀬沼から立ち上がる。
グラデーションのかかった空の青さがよくわかります。
雲一つない晴天だとこんな感じになるんですね。
しばらく見惚れてしまいました。
尾瀬沼に出てから沼尻平までは悪路が続きます。
夏道は雪に埋もれてまったくトレースできず、樹林のなかの雪の斜面を上がったり下がったりで消耗しました。
苦労してようやく沼尻平へ。
だいぶ燧ケ岳が近くなってきました。
ここから第二の核心、ナデッ窪に向かいます。
山体中央付近に走る、逆くの字の急峻なガリー(谷)がそれです。
ここで同行の宇都宮店スタッフはリタイア。
上部に行くほど傾斜が増していきます。
雪は締まっているのでキックステップがばっちり効きますが、ずっとつま先で蹴りこんで立ちこんでの連続なので、足が攣りそうになります。
最上部。
アングルメーターで測ったたら傾斜45°をやや超えていました。
この辺りまでくるとストックはもう使えず、ピッケルがないと厳しい。
容赦なく雪面にぶっ刺します。
アイゼンがほとんど効いていないので少し怖かったですね。
喘いで待望のピークへ。
燧ケ岳はいくつかピークがあり、これはそのうちの一つ、俎嵓(まないたぐら) 2346m。
360°の絶景!
たまらん。
飛べそうというか、ちょっと飛びました(嘘)。
頂上にいた陽気なお兄さん(スノーボード担いで上がってきてた!)に写真撮ってもらいました。
苦労した分、達成感は格別です。
ちなみに、みなさんご存知ないと思いますが、Tシャツはパンツにタックイン、パンツはブーツにタックイン、が尾瀬スタイル(大嘘)。
燧ケ岳の最高峰・芝安嵓は、疲れたので今回はスルーしそそくさ下山。
登頂した後のご褒美が待ってます。
フリーズドライの味噌カツ。
アマノフーズも変態ですね。
よくこんなの作れます。
激しくうまい。
お腹が膨れてから同じ道をたどり帰路へ。
歩行距離22km、10時間弱、夏シーズン前に体にガツンとくる山行ができて充実しました。
今回は時間の関係で尾瀬ヶ原ではなく尾瀬沼の方だけになってしまったのでまた行こうと思います。
尾瀬行きを計画している方がいらっしゃったらぜひご相談を。
ただいま好日山荘高知大丸店では、メンバーズポイント10%還元となる『創業祭』を絶賛開催中。
装備をそろえて山に行きましょう!
好日山荘 高知大丸店 戸田
好日山荘の登山レポート↓↓↓↓
インスタグラムもやってます!
Follow me XDDDD