うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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6月9日は、鈴鹿セブンマウンテンの「鎌ヶ岳」と「御在所岳」の
2座を、武平峠を起点に最短ルートでダブルピークハント!
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天気予報では昼過ぎから雨予報だったので、少しペースアップして、
ナントか雨が本降りになる前に下山出来ました。
セブンマウンテン完全制覇に向けて、1座、1座をじっくりと刻んで
来ましたが、今回の2座登頂はかなりお得感が有りました。
それでは、レポートです。
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まずは「鈴鹿のマッターホルン」と呼ばれる...鎌ヶ岳へ。
いつもは賑わう武平峠の駐車場ですが、この日はガラガラ。
シロヤシオも終わり、天気予報も悪いのが影響したのかな?
鎌ヶ岳では8名の方に出会ったのみ。
でも天気は晴れていて、木漏れ日が零れていました。
三重・滋賀の県境尾根に取り付きます。
イワカガミが咲く道のりですが、花は終了。
ちなみに心配されたヒルには全く出会いませんでした。
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花崗岩の砂礫帯を進みますが、とにかくザレて滑りやすいので、
要注意 「コケたら、痛いよ~」 (
)
背後にはセブンマウンテンの雨乞岳の姿も...
「いずれ登らなくてはいけない...難関のピークです」
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南北に伸びた県境尾根を南下すれば、背後には御在所岳。
そして御在所ロープウェイの往来が見えました。
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東側に広がる濃尾平野や伊勢湾は霞んでいました。
この時期としては珍しい酷暑が影響したのかも?
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目指す「鎌」の山容が見えて来ました。
尾根上では、下界から涼風が吹き上がり、とにかく最高に
気持ちが良かったです。お水を1.5L程度用意して頂きましたが、
取り越し苦労でしたね。
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本峰を西側から巻いて登って行きます。
ここからが短いですが、急登。
でもフィックスロープが設置され、整備は良好。
とても登りやすかったです。
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標高1,161mの鎌ヶ岳山頂に登頂
眼下にはスリリングな岩峰や岩屑帯も広がり、
アルペン的な風景は独特ですね。
周囲は霞んでいましたが、3月に登った入道ヶ岳も見えました。
山頂でお天気は晴れから曇りに変わりました。
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本峰を下ってきました。
ナカナカの荒涼感です。
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風雨で浸食された花崗岩の道のりは凹凸が明瞭で、
凹部を歩いても、凸部を歩いても、どちらもOK。
行きと帰りは別部を歩いてみましたが、凹部がやはり滑りやすく、
難易度は高く感じました。
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この日は林床のお花が少なくて、極少のイワカガミと
リンドウぐらい...
一方木々では、ヤマツツジやタニウツギ...
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サラサドウダン や
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ベニドウダン 等が、2座共に咲き誇っていました。
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武平峠まで往路を戻ると、今度は県境尾根縦走路を
北上し、鈴鹿の盟主の御在所岳を目指します。
ダラダラな登りが結構続き、足元は石ころも多く、少しペースダウン。
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対岸には先程迄登っていた鎌ヶ岳。
山頂部にガスが掛かり始め、天候が急変しつつ...
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白亜にそびえる花崗岩の岩場を登って行きます。
下から見上げるとルート的に不安になる位ですが、
意外としっかりとした安全なルートになっています。
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岩稜帯を登れば、前方の山並みにお馴染みの御在所岳の
建造物が見えました。割と山頂部が近いので、中道、裏道を
頑張って登った者にとっては不思議な感覚がすると思います。
ちなみに中道コースは途中のおばれ岩が崩落する可能性が有り、
残念ながら、現在迂回推奨になっています。
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指を天に向けた様な奇岩に遭遇。
すぐ上に鎌ヶ岳がちょうど重なったよ。
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標高1,212mの日本二百名山の御在所岳に登頂
これで、1日にして鈴鹿セブンの2座登頂の完成。
ランチを山頂で取ることにしました。
この時点で気温は16℃。
周囲は完全にガスに包まれてしましました。
こうなると、雨が降り出すのと下山のどちらが早いか
岩場を安全に下る為に、下山を急ぐことに...
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往路を戻り、武平峠へ。
雨具を装着せずに下りることが出来ました。
下山後は、山麓の湯の山温泉でリフレッシュ。
これで鈴鹿セブンの内、5座に登ることが出来ました。
あとは「釈迦ヶ岳」と「雨乞岳」の2座かぁ...
【歩行データ】
行動時間:5時間 歩行距離:7㌔
総上昇量:775m 総下降量:777m
【レベル】
初中級★★
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ベースキャンプ高松店スタッフ