2025年6月20日 (金)

鈴鹿セブンサミット2座登頂 ~夏山レポート~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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6月9日は、鈴鹿セブンマウンテンの「鎌ヶ岳」と「御在所岳」の

2座を、武平峠を起点に最短ルートでダブルピークハント!

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天気予報では昼過ぎから雨予報だったので、少しペースアップして、

ナントか雨が本降りになる前に下山出来ました。

セブンマウンテン完全制覇に向けて、1座、1座をじっくりと刻んで

来ましたが、今回の2座登頂はかなりお得感が有りました。

それでは、レポートです。enter

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まずは「鈴鹿のマッターホルン」と呼ばれる...鎌ヶ岳へ。

いつもは賑わう武平峠の駐車場ですが、この日はガラガラ。

シロヤシオも終わり、天気予報も悪いのが影響したのかな?

鎌ヶ岳では8名の方に出会ったのみ。

でも天気は晴れていて、木漏れ日が零れていました。

三重・滋賀の県境尾根に取り付きます。

イワカガミが咲く道のりですが、花は終了。

ちなみに心配されたヒルには全く出会いませんでした。

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花崗岩の砂礫帯を進みますが、とにかくザレて滑りやすいので、

要注意sign03 「コケたら、痛いよ~」 (weepdanger

背後にはセブンマウンテンの雨乞岳の姿も...

「いずれ登らなくてはいけない...難関のピークです」

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南北に伸びた県境尾根を南下すれば、背後には御在所岳。

そして御在所ロープウェイの往来が見えました。

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東側に広がる濃尾平野や伊勢湾は霞んでいました。

この時期としては珍しい酷暑が影響したのかも?

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目指す「鎌」の山容が見えて来ました。

尾根上では、下界から涼風が吹き上がり、とにかく最高に

気持ちが良かったです。お水を1.5L程度用意して頂きましたが、

取り越し苦労でしたね。

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本峰を西側から巻いて登って行きます。

ここからが短いですが、急登。

でもフィックスロープが設置され、整備は良好。

とても登りやすかったです。good

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標高1,161mの鎌ヶ岳山頂に登頂sign03

眼下にはスリリングな岩峰や岩屑帯も広がり、

アルペン的な風景は独特ですね。

周囲は霞んでいましたが、3月に登った入道ヶ岳も見えました。

山頂でお天気は晴れから曇りに変わりました。

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本峰を下ってきました。

ナカナカの荒涼感です。

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風雨で浸食された花崗岩の道のりは凹凸が明瞭で、

凹部を歩いても、凸部を歩いても、どちらもOK。

行きと帰りは別部を歩いてみましたが、凹部がやはり滑りやすく、

難易度は高く感じました。

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この日は林床のお花が少なくて、極少のイワカガミと

リンドウぐらい...

一方木々では、ヤマツツジやタニウツギ...

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サラサドウダン や

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ベニドウダン 等が、2座共に咲き誇っていました。

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武平峠まで往路を戻ると、今度は県境尾根縦走路を

北上し、鈴鹿の盟主の御在所岳を目指します。

ダラダラな登りが結構続き、足元は石ころも多く、少しペースダウン。

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対岸には先程迄登っていた鎌ヶ岳。

山頂部にガスが掛かり始め、天候が急変しつつ...

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白亜にそびえる花崗岩の岩場を登って行きます。

下から見上げるとルート的に不安になる位ですが、

意外としっかりとした安全なルートになっています。

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岩稜帯を登れば、前方の山並みにお馴染みの御在所岳の

建造物が見えました。割と山頂部が近いので、中道、裏道を

頑張って登った者にとっては不思議な感覚がすると思います。

ちなみに中道コースは途中のおばれ岩が崩落する可能性が有り、

残念ながら、現在迂回推奨になっています。

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指を天に向けた様な奇岩に遭遇。

すぐ上に鎌ヶ岳がちょうど重なったよ。

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標高1,212mの日本二百名山の御在所岳に登頂sign01

これで、1日にして鈴鹿セブンの2座登頂の完成。

ランチを山頂で取ることにしました。riceball

この時点で気温は16℃。

周囲は完全にガスに包まれてしましました。

こうなると、雨が降り出すのと下山のどちらが早いか sign02

岩場を安全に下る為に、下山を急ぐことに...

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往路を戻り、武平峠へ。

雨具を装着せずに下りることが出来ました。

下山後は、山麓の湯の山温泉でリフレッシュ。spa

これで鈴鹿セブンの内、5座に登ることが出来ました。

あとは「釈迦ヶ岳」と「雨乞岳」の2座かぁ...

【歩行データ】

行動時間:5時間  歩行距離:7㌔

総上昇量:775m  総下降量:777m

【レベル】

初中級★★

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ベースキャンプ高松店スタッフ