各地で積雪の情報が聞こえてくるようになりました
凛とした空気の中ぎゅっぎゅっと真っ白な雪を踏みしめる感覚
これからの季節ならではの楽しみがいっぱいあります ♪
近郊低山でも無雪期より厚めの防寒具など持ち物も多くなりますが
雪は冷たい寒いだけではなく『滑ります』
登山では滑りを防止するために『アイゼン』と呼ばれるスパイクを取り付けます。
左:チェーンスパイク 【サレワ MTN SPIKE CRAMPON サイズ:M】¥6800+税
右:6本爪アイゼン 【エバニュー EBY014 6本爪アイゼン サイズL】 ¥6200+税
※シューズサイズ:26cm ワイズ:3.5E
両方とも主に雪の日帰り登山で使用しますが、使用目的がいっしょなだけによく質問を受けます。
それぞれ特徴がありますのでポイントを4つに絞ってご説明します。
ポイント① 刃の長さ
チェーンスパイク
6本爪アイゼン
刃の長さはチェーンスパイク 約 1cm ・ 6本爪アイゼン 約 2cm
基本的に刃が長い方がしっかり雪面をグリップするので滑りにくくなります。
また、傾斜が急になるほどグリップ力に差が出ます。
上記のような登山道の場合は6本爪アイゼンが適しているといえます。
反面、雪が浅く傾斜が緩い雪面では6本爪アイゼンは刃の長さにより歩きにくくなるため
チェーンアイゼンが適しているといえます。
ポイント② 足裏をカバーする面積
チェーンスパイク
6本爪アイゼン
チェーンスパイクは足裏全体をカバーしていますが6本爪アイゼンは足先とかかと部をカバーしていません。
もちろん全体を覆っているチェーンスパイクの方が色々な路面に対応しやすいです。
また、凍結のような硬い路面の場合、6本爪は前後にカクカク傾斜して歩きにくい事があります。
ポイント③ 装着器具の違い
チェーンスパイク
チェーンスパイクは ラバー + 甲部ベルクロテープ で装着するため
特に下りの急な傾斜で使用している時、止まる力によりベルクロが伸びてアイゼンが緩む事があります。
6本爪アイゼンは 伸びの少ない樹脂製ベルトを 甲部と足首部で装着するため
下りの急な傾斜でもアイゼンが緩む事は少なくなります。
また、装着器具の形状からチェーンスパイクはローカットシューズにも比較的相性が良いですが、6本爪アイゼンは基本的に足首まで覆うミッドカットもしくはハイカットシューズへの使用が適しています。
ポイント④ 携帯性
右:チェーンスパイク 左:6本爪アイゼン
う~ん・・・エバニューの6本爪アイゼンもコンパクトなので画像ではあまり違いがお伝えできていないような・・・
手に取って頂くと分かりますがチェーンスパイクの方がコンパクトです!
重量(ペア):チェーンスパイク サイズ:M 約400g サイズ:L 約420g
6本爪アイゼン サイズ:L 約520g
まとめ:
チェーンスパイクは比較的雪が浅く傾斜が緩い登山道では歩きやすい
ローカットシューズでも装着可能な場合が多い
6本爪アイゼンは比較的雪が深く傾斜が急な登山道で歩きやすい
基本はミドルカット・ハイカットシューズで装着が可能
また、チェーンスパイクやアイゼンをご使用になる状況ではパンツの裾の汚れ・アイゼンの刃でパンツの裾を引っかける事による事故の防止のためスパッツ(ゲイター)の装着をおすすめしています。
詳しくは店舗スタッフへご相談ください。
登山をされる場合は、事前の気象状況・登山道の情報の確認を必ず行ってください。
安全・快適に登山を楽しみましょう!
※高所の雪山登山では10本以上のアイゼンが必要な場合があります。
是非スタッフにお尋ねください!
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