2022年1月 4日 (火)

軽アイゼンとチェーンアイゼンの使い分け方

こんにちは。年末年始の寒波で

中国地方の山にも雪が積もっています。

/

これから県北の山に行く場合は

普段は雪がないような山でも

軽アイゼンやチェーンアイゼンは必携です。

//

 

/

Img_20200219_1001561

いざという時に慌てないためにも、

軽アイゼンやチェーンアイゼンを携行しましょう。

/

Img_20210106_1155411

/

どちらも、雪道を歩く際の滑り止めですが、

雪の状況によって向き不向きがあります。

/

最も使用範囲が広いのが6本爪アイゼン。

/

Img_20210106_1150021

/

靴底の踵から真ん中まで長めの爪で雪をとらえるので

長い雪渓歩きや柔らかい雪でも滑りにくいモデルです。

3タイプの中では最も重くてかさ張ります。

/

Img_20200219_09520311

/

写真は下蒜山。

こんな雪道では6本爪がベスト。

ただし、雪が無くなったら歩きにくいので

その都度外す必要があります。

/

/

軽くてコンパクトなのが4本爪アイゼン。

/

Img_20210106_1157251

/

靴底の中央に装着して使います。

爪がやや短く、特に下り道で踵から着地してしまうと

爪が雪面に接地しないので、スリップがやや多いモデルです。

/

 

/

写真は金剛山。

自分は雪があるかないか微妙な状況で持って行きます。

いらないとは思うけど、念のために持つ場合が多いです。

/

20131252001211

/

4本爪と6本爪で迷った場合、

様々な状況を考えると6本爪アイゼンがおすすめ。

/

/

締まった雪道や凍った道に

おすすめなのがチェーンアイゼン。

/

Img_20210106_115930_21

 

/

爪はやや短いですが、靴底の踵からつま先まで爪があり、

締まった雪道や、凍った雪道で重宝します。

/

Img_20190218_10290511

 

写真は久住山。

岩が露出し、雪は締まっていてやや硬め。

こんな状況ではチェーンアイゼンがおすすめ。

/

雪が無くなっても、6本爪のように

グラグラしないので歩きやすい。

//

これが一番良いじゃないかと思いますが、

残念ながら万能ではありません。

/

下の写真を見て下さい。

6本爪には雪が付着しないように

「スノープレート」がありますが

チェーンアイゼンにはありません。

/

Img_20210106_1202081

/

スノープレートがないので、湿雪の中を歩くと、

チェーンの間に付着した雪が落ちません。

そのうち靴の裏が雪だんごのようになり、

歩けなくなることもあります。

/

Img_20200219_09110511

/

結局、どれが適しているかは雪の状況次第です。

/

中国地方では湿気を含んだ雪が多いので

最初に買うなら6本爪がおすすめ

/

金剛山や久住山など、雪は多くないが、

締まった雪道を歩くことが多い山に行く方は

6本爪かチェーンアイゼンがおすすめ。

/

今回は紹介していませんが

雪の大山や石鎚山では

10本爪以上のアイゼンが必携です。

/

Dscf70071

Img_20211117_0916261

/

雪山も日々状況が変化しますので

どれにしようか迷ったら

スタッフに聞いて下さいね。

/

/

/

本日の大ちゃんは

Img_20211126_234147 

いつものようにねんね中の大ちゃんでした

「ムニャムニャニャー・・・」

/

/