2021年5月中旬、長野県南佐久郡にあるクライミングエリア「小川山」で3日間登ってきました。
ここは日本で最も有名で歴史のあるクライミングエリアではないでしょうか。
廻り目平キャンプ場をベースに各エリアでクライミングが楽しめるのですが、ここの雰囲気が素晴らしい事!
私も20年程前になりますが、始めてここに来たときの感動は今でも思い出します。
岩質は花崗岩で、ボルダリング、スポートルート、トラッドルート、マルチピッチとなんでも揃うまさに聖地です。
そんな小川山での初日はスーパークラシックルート【スーパーイムジン5.12b】を登りました。 初登は1984年で当時日本最高グレードが付けられた歴史的なルートです。
また、当時イギリスから来日したジェリー・モファットがなんとフラッシュしたそうで、日本と海外のレベルの差を突き付けられた経緯もある様です。
1トライ目は粘りに粘ったんですが、残り4手の所でフォール。
次のトライで完登できました!やっぱりトラッドルートの完登は感動が大きいです。
2日目はこれまた歴史的なルート【エクセレントパワー5.13a】に。
1986年に初登さて、日本で初めて5.13aが付けられたルートです。
シルクロード5.12cとロッキーロード5.12aを繋げたルートとなりますが、初めてなので下部のシルクロードからトライ。
やってみるとこれがなかなか難しくて、特に終盤の遠い一手を止めてからのトラバースがしびれますね!
2トライしましたが登れず・・・。南面の為日当たりがよく、曇りかもう少し季節的に寒い時期のトライが良いかも。
いつかは登りたいリストに入れて終了。
3日目。体が筋肉痛でバキバキです(笑)
と言う事で【ウスノロマン5.10d 6P】へ。
3P目以降も良い感じでピリッとしていて最高のマルチピッチルートでした。
トップアウト出来て360度の景色がこれまた気持ちがよかったです。
時間もあったので屋根岩2峰まで移動し【ジェットストリーム5.10b 2P】へ。
ひたすら右へトラバーズしていく中々他にないルートですが、独特な緊張感があってかなり楽しいショートマルチです。
トポには「普段リードしないパートナーをいじめるのに最適?」とか書いてあります(まさに!笑)
あっという間のようで充実した3日間でした。
数年ぶりでしたがやっぱり小川山最高でした。次は秋のベストシーズンに来たいですね!
※コロナ禍と言う事で、道中、期間中の感染症対策には十分注意した行動をとりました。
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