スタッフKが10月26日(月)、27日(火)に黒部下ノ廊下を歩いてきました。
前泊:黒部ダム観光+ロッジくろよん泊
1日目:ロッジくろよん→阿曽原温泉(旧日電歩道)
2日目:阿曽原温泉→欅平(水平歩道)
■レイヤリング
○ドライレイヤー
ミレー「ドライナミックメッシュ」
○ベースレイヤー
ミレー「エベレーションジップ ショートスリーブ」
+アームカバー(←長袖の方が良かった)
○ミッドレイヤー
ミレー「ブリーザートイ フーディー」
(朝夕、休憩時着用)
○アウターレイヤー
ミレー「ティフォン5000 ストレッチジャケット&パンツ」
(パンツはほぼ使わず)
○パンツ
マムート「アジリティ スリムパンツ」
(薄手なのでやや寒)
○アクセサリー
保温グローブ(朝夕着用)、ヘルメットなど
北アも既に晩秋。稜線は白く雪化粧して、三段紅葉を拝むことができました。
当日の気温は朝晩5℃、日中15℃程度。
ルート上積雪はありませんでしたが、黒部ダム付近で登山道脇に少し残る程度。
26日夜にも少し降雪があったようです。これからの時期いつ根雪になってもおかしくありません。行かれる方はご注意を。
黒部ダムから見る立山方面は既に冬山の装い。室堂観光した人は寒かっただろうなぁ…。
阿曽原温泉から黒部ダム側、旧日電歩道は比較的川面が近く、岩場をへつる(トラバースする)ように登山道が付いています。
要所要所にロープや番線が張り巡らされ、足場やハシゴなどよく整備されている印象です。北アの稜線や八ヶ岳(南部)など、岩場慣れした方であれば意外と歩きやすく感じるかもしれません。逆に岩場慣れしていない人、ハイキングや観光の延長で考えているととても怖い思いをするかと思います。
また下ノ廊下ルート全体を通して、意外と岩場ではない樹林帯歩きが多く、下りの石や丸木の足場などでスリップしないよう警戒が必要と感じました。
すれ違った登山者の殆どがヘルメットを着用していました。落石への警戒はもちろんですが、張り出した岩場で頭をぶつけやすく、保護の意味合いもあります。
紅葉と渓相が美しい。
関西電力の施設を経て1日目幕営地の阿曽原温泉に到着。久々の晴れ日とあって、多くの登山者でごった返していました。露天風呂はさながら芋洗い状態。写真は…さすがに自重します。
私の到着時はまだ空いていましたが、最終的には30張以上あったかも。テント場の奥の方が完全に埋っていました。今年は小屋泊が営業していなかった影響もあると思います。
2日目も晴れ。明け方はだいぶ冷え込みました。
阿曽原温泉から欅平、水平歩道に入ると谷が深くなり川面が見えることが少なくなってきます。一般に知られる「下ノ廊下」、高い岸壁のなかをくりぬかれた登山道のイメージはこのあたりになるのかな。
今回個人的にクライマックスだったのが水平歩道の大太鼓展望台~志合谷のトンネルのあたり。
トンネル内は真っ暗でヘッドランプの明かりを頼りに進みます。足元は数センチ程度の水没&天井からボタボタ滴る水で雨具推奨。不意に上を見るとコウモリが。探検感が強い。
2日目はコースタイム5時間とショート。水平歩道から欅平へやや急坂を下り下山。そして温泉へ…。
下ノ廊下は、誰にでもオススメできるコースではありませんが、景観、歴史的背景など極めて異色で魅力あるコースです。興味ある方、十分な装備と準備をして、山行前に情報をチェックしてチャレンジしてみて下さい。
※今年の阿曽原温泉の営業は11/2までです。
そういえば、この山行の数日前にTV取材が入ったそうで…年始に放映予定?とのこと。
来年の下ノ廊下、混むかもしれません…
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