登山靴のソール交換(張替え、リソール)ってしたことありますか??
今日はソール状態の確認からソール交換の流れをご紹介します。
1.ソール状態の確認
まずは、上の写真をご覧ください。
アウトソール(ソールの黒い部分、いわゆる靴底)の溝が浅くなっています。このような状態になると滑りやすくて危険です。
ミッドソール(アウトソールの上のグレー部分)もボロボロで隙間があいています。
ソールが剥がれる直前という感じの登山靴です。
登山靴の寿命は製造から3年~5年といわれています。メンテナンスや使用状況、保管状況により変わります。
ソールが剥がれるパターンとして一番多いのが…
昔(10年~15年前)に買った登山靴。
ここ最近は山へ行ってなくて、時間も空いたし久々に山へ行ってみようかなー
昔に買ったけど、あまり履いていないから綺麗だなー
その登山靴では危険です!
歩いている最中にソールが剥がれる可能性が高いです。
山へ行く前に、ご自宅で簡単にソールの状態を確認しましょう。(久々に履く靴は特に!)
・アウトソールの溝が残っているかチェック
⇒溝がないと滑りやすくて危険です!
・登山靴を曲げてみてミッドソールにヒビがないかチェック
⇒ヒビがあるとと剥がれる恐れがあります!
どちらかあてはまる靴は、ソール交換か靴の買い替えを検討した方がいいでしょう。
当店ではソールの状態の確認もさせていただきます。お気軽にお持ちください。
2.ソール交換
ソール交換は、アウトソール+ミッドソールを交換します。登山靴によってはソール交換ができない場合があります。
値段は、10,000円~20,000円くらいで靴の種類や状態によって変化します。
修理期間は、通常4週間程度かかります。
お時間に余裕をもっていただければと思います。
また、ラバーラウンドも交換します。
【ラバーラウンド・・・アッパーが傷つかないように靴の周囲に巻いてあるゴム】
ソールが劣化している場合、ラバーラウンドも同様に劣化しています。ソール交換と同時に基本は交換します。ラバーラウンドのみの交換は構造上できません。ラバーラウンドのみの簡単な補修であれば可能です。
では、ソール交換が【できる靴】【できない靴】を3種類みていきます。
例えば、ノースフェイスのミッドカットシューズ。
こちらはソール交換ができません。
ソールが減ったり、ミッドソールが劣化した場合は必然的に買い替えです。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
「シェイブドゥハイカーミッドGORE-TEX メンズ」
次は、スカルパのトレッキングシューズ。
こちらはソール交換ができます。ミッドソール+アウトソールを交換します。ラバーラウンドも合わせて交換します。
スカルパ
「ZGトレックGTX」
最後は、スポルティバのマウンテニアリングシューズ。
こちらはソール交換ができます。ミッドソール+アウトソールを交換します。ラバーラウンドも合わせて交換します。
また、ソールの後ろにコバ(下の写真の赤い部分)は、交換か綺麗にして再利用します。
スポルティバの後ろコバ付きの登山靴も同様です。
「トランゴ S EVO」、「トランゴアルプ」、「トランゴキューブ」、etc.
スポルティバ
「トランゴタワーGTX」
長々とお付き合いいただきありがとうございます。
・ソール交換するかしないか…
・ソール交換できるのかな?
・買い替えた方がお得かな?
迷われている方は当店までご相談ください。
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