2020年6月30日 (火)

【Which to Choose】クローズドセルと自動膨張式の登山用マットレス選び。2020/6/30

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いつもありがとうございます。好日山荘紀三井寺店です。
 さて、店頭では俄然テント泊関連のお問い合わせをたくさん頂いております。今日はテント泊に最低限必要な「テント」「シュラフ」「マットレス」のうち比較的選択肢が多く悩みの種になりがちな「マットレスの選び方」をご紹介させていただきます。

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マットレスの役割

 実際のテント泊ではテントが「寝室」シュラフが「掛布団」マットレスが「敷布団もしくはベッドマット」の役割を担います。マットレスは単なる敷物以上、シュラフ同様大変重要なアイテムです◎

 購入の時は断熱性を基準に選べばいいのですんなり決まりそうですが、材質の違いによる形状や特徴の違いが大きくなかなかそうはいきません。

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寝心地、収納サイズ、コストに違いあり

そこで、自動膨張式(エアーマット・空気で膨らむタイプ)とクローズドセル(銀マット・ロールマット)の特徴をまとめてみました。


自動膨張式(エアーマット・空気で膨らむタイプ)
○省スペース
△寝心地(沈み込みが不均一、寝返り時に少し跳ねる)
△比較的高価格
×パンクの心配がある

クローズドセル(銀マット・ロールマット)
○パンクの心配がない
○寝心地(沈み込みが少なく、寝返り時の跳ね返りが自然)
○比較的低価格
×携行性(嵩張る)

箇条書きにするとクローズドセルに軍配が上がりますが、実は歩いている最中のマットレスの「携行性」は登山の安全性にかかわる大切な要素なのです。

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自動膨張式はリュックの中に、クローズドセルは外付けに

左:自動膨張式サーマレスト・プロライトRの収納時容量は2.2ℓ(カタログ値をもとに計算)
右:クローズドセル サーマレスト・Z-LITEソルRの収納時容量は9.3ℓ(カタログ値をもとに計算)


 自動膨張式マットレスはリュックの中に入れて持ち運ぶことができ、クローズドセルマットレスはリュックサックに外付けして持ち運ぶことになります。

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外付けにはトラブルも・・・

 マットレスを外付けにすると、樹林帯でのヤブ漕ぎ時に引っかかる、岩場での身のこなしがシビアになる、公共交通の乗継時(特に預け荷物)に破損したり追加料金が発生するトラブルに遭うこともある、などのデメリットがあります。

 もし、自動膨張式とクローズドセルの特徴を比較して決め手に欠ける場合は、自動膨張式マットレスを選ぶのが無難な選択になります。

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迷ったらエアマットが無難

 とはいえ、パンクの心配がないなど極限状況でのトラブルの少なさを決め手にクローズドセルマットレスを愛用するアルパインクライマーや、慣れや寝心地の良さで使い続けるベテラン登山者もいらっしゃいます。

 マットレス選びの際は、目指す山の地形やアプローチ、マットレスの断熱性などを勘案のうえ条件に合ったマットレスをお選びください。ただ、「迷ったらエアマットが無難」です。

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最後までご覧くださりありがとうございます

(^-^)!

【Which to Choose】【火曜の小話:第26週】2020/6/30 


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