2024年10月22日 (火)

続・スタッフの休日⑰“小川山~瑞牆 フリーダムなニンジャ イムジン河を渡る”

こんにちは!GR岸和田スタッフの浜川です。

今年の残暑は異常に厳しかったですね…

という訳で、涼を求めて小川山、瑞牆に行ってまいりました!

 

メンバーはいつもクラック等で一緒に登っているMさんと相方のO氏。

例の如く至高のクラックを求めて小川山は“デビルズタワー”周辺に行こうかと目論んでいたのですが、ツアー日の数日前から雨模様。

目的地は濡れに弱いとのことで、計画を変更して乾きの早い“お殿様岩”へ。

狙うは“スーパーイムジン(5.12b/c)”

1727008106576“イムジン河”セクション。この後痛恨のスリップ…

超有名なクラックルート、“イムジン河”のダイレクトフィニッシュで、テクニカルなムーブが連続する前半。パワフルな後半で二度美味しい贅沢ルート。

見た目も内容も抜群でした。

 

続きまして“たぬき岩”へ

なんだか面白そうな“とろろ(5.12a)”をオンサイトトライ。

 

小川山では珍しく傾斜がずっと続く前衛的なルート。

ポジティブなホールドを効かせながら登る、ジム感強めの気持ちの良いルート。

長くて充実感タップリです。無事オンサイト。O氏もフラッシュ!

 

Mさんは“Long Long 小川山(5.11b)”に挑戦。

Dsc_1079画像中央てっぺんの松の木あたりが終了点。長い!

新しいルートで全長42mとめっちゃ長いですが、強度は無いみたいです。

スケール感がスゴイ。下降は通常2回懸垂らしく、ロープの長さに注意。

 

戻って再びお殿様岩。

裏側に鎮座する名ワイドクラックルート“予期せぬプレゼント5.10a”をトライ。

フィストオーバーサイズから徐々に広がり、屈曲しながらまた狭まりフィンガーサイズ。

充実の内容となっております。

核心部は完全にパワーで押切り、なんとかオンサイト…

登り終えたら岩の上に立てるので気持ち良い!

 

お殿様岩の岩頭に立ったもう一つの目的、“ニンジャ5.14a”をトップロープで探ってみました。

非常に厳しいホールド、ムーブが連続しますが、得意系な雰囲気。

Dsc_1084マジなんも無いように見えます。

可能性は感じました。是非ともまたトライしに行きたい!

締めにMさんが見つけた、3級らしいクラックボルダーを登って1日目は終了。

Dsc_1088皆様サクッと一撃。

 

2日目は朝からあいにくの雨…

昼までのんびりと過ごし、雨が落ち着いた昼過ぎから再び小川山へ。

廻り目平キャンプ場周辺は湿気っており、風の通りやすい妹岩~親指岩に向かいました。

クラックやスラブは濡れていましたが、傾斜は登れそう!

 

取り付いたのは“ジャガーノート(5.12a)”

Messenger_creation_026bdb7e8de44d1上部露出感とランナウトでビビる僕

親指岩でもとりわけ露出の高い東面~カンテを登るイカしたルート。中盤までは良かったのですが、核心部であえなく撃沈…

そんなこんなでムーブ出しをして、二便目を出そうとした頃に再び雨が!

しばらく様子を見ますが、改善の見込みが無かったので泣く泣く回収することに。

登れはしませんでしたが、気持ちの良いルートでした。

 

そんなこんなしている内に雨も収まりました。このまま帰るのも勿体ないので乾いているルートを探すことに。

妹岩で唯一、雨の影響がほぼ無かった“イエロークラッシュ(5.12a)”に挑戦します。

Dsc_1095O氏の気迫のトライを見せてもらいました。

少し湿気っていましたが無事レッドポイント!短いながらも全体のムーブ構築の難しさ、強度等バランスが良い名作でした。

のんびりとした一日を過ごせました。

 

最終日、3日目は晴れ。

Dsc_1109

話し合いの結果、場所を変えて瑞牆、十一面岩・末端壁に向かう事となりました。

Dsc_1141春うらら2ピッチ目に挑戦するO氏とMさん

末端壁には “春うらら”や“アストロドーム”等、クラックの名ルートが多数ありますが、

狙うルートはフェイスルートの“フリーダム(5.13a)”

Dsc_1114

このルートは開拓者が長い間眠らせていて、瑞牆のトポ刊行の際に別の方がようやく完登できたらしいです。

歴史深さを感じるとともに、厳しいであろうという事が予想できるルートでもあります。

 

取り付きは“春うらら”から奥壁方面に少し上がった所にあります。

迫力に思わず圧倒されます。ルートの長さは35m!

心が折れないか心配になりますがとりあえずやってみます!

1便目は核心部で当たり前のようにテンション。

ムーブを確認して降りてきます。

レストを挟んで2便目。

ルートの一番の核心は序盤のフェイスムーブ。

非常に厳しいカチを繋いでの耐えるクライミング。

思わず吠えます。

そのあとはクラックのクライミングに変わり、ジャミング、レイバックを交えて高度を上げます。

体力を奪われた状態でのクラックセクションの抜け口がなかなかクセが有り難しく、

マイクロカム足元での不確定なムーブは痺れました。

1727080363016クラックセクション 難しくは無いけどパンプします。

抜けるとスラブですがウイニングロードとはいかず、これもなかなか難しい!

めちゃめちゃ慎重にこなして終了点にクリップ!

気合でレッドポイントを決めました。

見た目良し!

内容良し!

充実感満天の素晴らしいルートでした。

 

最後にトライしたのは“T&T(5.10d)”

Dsc_1117画像はMさん。このあとRP!

薄被りのフィンガークラックで、短いながらも核心も難しく、内容の濃い面白いルートでした。

 

 

宿題を回収したり憧れのルートを触ったり、久しぶりの末端壁も行けて充実の3日間でした。

まだまだ楽しめるルートもたくさんで、次の訪問が楽しみです。

ありがとうございました!

Dsc_1145

   完

 

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