2020年8月19日 (水)

ガス缶にまつわる質問TOP3

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みなさん、コレをなんて呼んでます?

当店のスタッフは『ガス缶(がすかん)と呼ぶ人が多いです。

他には『ガスカートリッジ』やキャンプ向けのガスカートリッジと区別するために『OD缶(アウトドアかんの略)と呼ぶ人もいますね。

今日はそんなガス缶についてのお話です。

 

 

ガス缶にまつわるお客様からの質問TOP3を発表します。

一位「バーナーヘッドと同じメーカーじゃないとダメ?」

二位「寒冷地用とか書いてあるけど、コレってなに?」

三位「大きいのと小さいのあるけどどれでも使えるの?」

そんな質問TOP3にお答えします!

 


 

まずは、第一位の質問です。

Q.【バーナーヘッドと同じメーカーじゃないとダメ?】

A.【ダメです!】

ガス缶とバーナーヘッドは同じメーカーではないとダメです。

メーカーが違うとガス漏れする可能性があり大変危険です。また、他メーカーのガス缶を使用して故障や事故が起こった際、一切保証がされません。

なので、イワタニプリムスのバーナーヘッドは黄色のガス缶。EPIのバーナーヘッドは緑色のガス缶。

といった具合に必ず同じメーカーのガス缶を使いましょう。

 

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詳しくはコチラもご覧ください。

リンク:イワタニプリムスサイト内「ガス燃焼器具の安全な使い方(注意喚起)」

 


 

次は、第二位の質問です。

Q.【寒冷地用とか書いてあるけど、コレってなに?

A.【バーナーを使う場所の標高や気温で選びましょう】

 

イワタニプリムスだと、「ノーマルガス」「パワーガス」

EPIだと、「レギュラー」「パワープラス」

どちらのメーカーも前者は『温暖な気候向け』。後者が『寒冷地向け』。

ガスの成分配合を変えて、寒冷地や高所でも問題なくバーナーが使用できるようにしています。なので、行く場所や使う場所によってガス缶の種類を選択してください。

目安としては、10℃以上、標高2,000m以下のときは『温暖な気候向け』の「ノーマルガス」や「レギュラー」。

『寒冷地向け』のガス缶の方が若干値段が高くなっています。

 

 

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温暖な気候向け(左がイワタニプリムス「ノーマルガス」、右がEPI「レギュラー」)

 

 

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寒冷地向け(左がイワタニプリムス「パワーガス」、右がEPI「パワープラス」)

  

 


 

最後、第三位の質問です。

Q.【大きいのと小さいのあるけどどれでも使えるの?

A.【どれでも使えます!】

ガス缶は、ガスの容量によってサイズがいくつかあります。

バーナーヘッドの種類に限らず、どれでも使用可能です。

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(イワタニプリムスのガス缶)

 

上の写真の通り、イワタニプリムスではサイズが3種類あります。

左から「110」、「250」、「500」となっています。

ソロや日帰りだと「110」。キャンプやパーティーだと「500」。といった具合に使い分けるといいでしょう。

(※500サイズがないメーカーもあります。)

どのくらいの時間使えるかはバーナーヘッドの種類や使用環境にもよるのですが、目安は以下です。

カッコ内は『500mlのお湯を沸かすのに必要な時間を5分と仮定した時、何回お湯を沸かせるか』

■110サイズ

約30分(6回)

■250サイズ

約60分(12回)

■500

約120分(24回)

 

私の場合は、1泊2日の単独テント山行でしたら、110サイズを1個持って行きます。

昼ご飯は行動食で、お湯を沸かすのは初日の夜と2日目の朝だけ。食後にコーヒー用のお湯を沸かしても110サイズ1個で足ります。

大きいサイズの方がコスパはいいです。でも、日帰り山行で500サイズ持って行くのは重たいですよね…

 

まとめです。

食事のスタイル(食事の回数、何mlのお湯を沸かすか、料理をするか、etc.)や山行のスタイル(日帰り、テント泊、ソロ、パーティー)によってサイズを選びましょう!

 


 

以上で、ガス缶にまつわる話を終わります。

疑問は解決しましたか?分からないことがありましたら、お気軽に店舗スタッフまでお尋ねください!

 

 

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