2020年6月 9日 (火)

ソール交換ってしたことあります?

登山靴のソール交換(張替え、リソール)ってしたことありますか??

今日はソール状態の確認からソール交換の流れをご紹介します。

  


  

1.ソール状態の確認

Photo

http://www.sirio.co.jp/より)

 

まずは、上の写真をご覧ください。

アウトソール(ソールの黒い部分、いわゆる靴底)の溝が浅くなっています。このような状態になると滑りやすくて危険です。

ミッドソール(アウトソールの上のグレー部分)もボロボロで隙間があいています。

ソールが剥がれる直前という感じの登山靴です。

登山靴の寿命は製造から3年~5年といわれています。メンテナンスや使用状況、保管状況により変わります。

 

 

ソールが剥がれるパターンとして一番多いのが…

昔(10年~15年前)に買った登山靴。

ここ最近は山へ行ってなくて、時間も空いたし久々に山へ行ってみようかなー

昔に買ったけど、あまり履いていないから綺麗だなー

その登山靴では危険です!

歩いている最中にソールが剥がれる可能性が高いです。

 

 

山へ行く前に、ご自宅で簡単にソールの状態を確認しましょう。(久々に履く靴は特に!)

・アウトソールの溝が残っているかチェック

 ⇒溝がないと滑りやすくて危険です!

・登山靴を曲げてみてミッドソールにヒビがないかチェック

 ⇒ヒビがあるとと剥がれる恐れがあります!

 

どちらかあてはまる靴は、ソール交換か靴の買い替えを検討した方がいいでしょう。

当店ではソールの状態の確認もさせていただきます。お気軽にお持ちください。

  

 


 

2.ソール交換

ソール交換は、アウトソール+ミッドソールを交換します。登山靴によってはソール交換ができない場合があります。

値段は、10,000円~20,000円くらいで靴の種類や状態によって変化します。

修理期間は、通常4週間程度かかります。

お時間に余裕をもっていただければと思います。

 

 

また、ラバーラウンドも交換します。

【ラバーラウンド・・・アッパーが傷つかないように靴の周囲に巻いてあるゴム】

ソールが劣化している場合、ラバーラウンドも同様に劣化しています。ソール交換と同時に基本は交換します。ラバーラウンドのみの交換は構造上できません。ラバーラウンドのみの簡単な補修であれば可能です。

 

Img_1588

  

 

 

では、ソール交換が【できる靴】【できない靴】を3種類みていきます。 

例えば、ノースフェイスのミッドカットシューズ。

Img_1584

こちらはソール交換ができません。

ソールが減ったり、ミッドソールが劣化した場合は必然的に買い替えです。

 

THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)

「シェイブドゥハイカーミッドGORE-TEX メンズ」

 

  

 

次は、スカルパのトレッキングシューズ。


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こちらはソール交換ができます。ミッドソール+アウトソールを交換します。ラバーラウンドも合わせて交換します。

 

スカルパ

「ZGトレックGTX」

 

 

 

最後は、スポルティバのマウンテニアリングシューズ。

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こちらはソール交換ができます。ミッドソール+アウトソールを交換します。ラバーラウンドも合わせて交換します。

また、ソールの後ろにコバ(下の写真の赤い部分)は、交換か綺麗にして再利用します。

スポルティバの後ろコバ付きの登山靴も同様です。

「トランゴ S EVO」、「トランゴアルプ」、「トランゴキューブ」、etc.

 

 

Img_1587

スポルティバ

「トランゴタワーGTX」

 

 


 

長々とお付き合いいただきありがとうございます。

・ソール交換するかしないか…

・ソール交換できるのかな?

・買い替えた方がお得かな?

迷われている方は当店までご相談ください。

 

 

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