母校の大学山岳部の学生たちと三ツ峠でクライミングをしてきました。
三ツ峠は4年ぶり?くらいで久しぶりの再訪でした。
第一バンドにて 元気あり余ってます
私が初めてクライミングを教わったのがここ、三ツ峠でした。
大学一年生の時、クライミングジムも行ったことすらない当時の私。
岩場に到着するなり見上げた屏風岩には度肝を抜かれました。
「こんなところ登るんですか・・・」
先輩に渡された年季の入ったトロールのシットハーネスを装着し、足元はクライミングシューズではなく、
おさがりのサイズの大きい革の重登山靴。
岩登りとはこうゆうもんかと思い、いざ登り始めましたが、結果は散々でした。
「早く登れ」「そこにスタンス(足場)があるだろう」「何やってんだ」などど言われながら、
登ってんのか、引き上げられているのかもわからないようなクライミングをみっちり3日間繰り返しました。
一般ルート左 Ⅳ
学生の頃は
「トップは絶対に落ちるな」
「フォローはとにかく早く登れ」
と口酸っぱく言われ、
絶対に落ちないクライミング、
登山靴で安定して登れる技術をこの岩場で学びました。
T字クラック Ⅴ-
今ではクライミングがライフワークとなり、毎週のようにジムや岩場に出かけていますが、
はじめてのクライミングが三ツ峠で良かったなと感じています。
富士山の絶景をバックに、クライミングの楽しさや恐怖を仲間と共有し、
さらに大きな岩壁へと思いを馳せました。
天狗の踊り場
学生時代は各ルートのホールドの配置を覚えるほど通いこんだ岩場ですが、
こんなに素晴らしい岩場だったんだと今更ながら改めて感じました。