2016年7月

2016.07.31

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朝一、停まっていた車の人から、今朝この川で釣れたというサーモンの小さいバージョンだという魚をもらう。

ただし、熊対策でくれぐれもテントの中では食べないようにとのこと。

なんだかんだ、私が最後の出発。出発直後、今度は別の車からマフィンをもらう。今日は何かついているのか…?

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出発後十分もせず黒クマ発見。

いやー、本当どこにでも熊がいて恐ろしい。

 

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ようやくDease Lakeという街に到着も、キャンプ場がどこかよく分からず外れの森の中で過ごすことに。

ここの中心街唯一のスーパーマーケット、なんかあまり従業員の雰囲気よくないなと思っていたら、トイレの中落書きだらけでした。

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しかも内容も

「ファ○ク」

「↑ファ○クトゥー」

みたいな、何も生み出さず誰も得しないタイプ。

更に、なぜか鍵が壊れていて内側からかからない…ええと、一言だけ言うと、なぜ?

街に一件しかない、しかもすぐ隣が警察署というこの治安のスーパーマーケットに何が起きているのか、ちょっと分からないことが多すぎました。

(更新日時2016815)

2016.07.30

本日の走行途中、仲良くなったメキシコ人のバイク乗り。(他5人との6人走行)

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メキシコの聞いたことのない街から出発し、聞き覚えのないアラスカの街まで行き、今はよく分からない名のメキシコの街に戻る途中とのこと。

疲労がたまり気味で、20キロ弱先のCotton woodという川のレストエリアで宿泊。

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この「レストエリア」というものの位置づけが謎で、テーブルとトイレがある広場なのですが、宿泊していいのか悪いのか、基本ノーマークとなっています。

ユーコンではよくキャンプも車泊も禁止マークを見かけたのですが、ブリティッシュコロンビアだと記載自体なし。

自転車だと基本そこ以外泊まる場所がないのでよくわからないのですが、自己責任という形で宿泊しております。

私としては、周りの車中泊者が、無料のボディガードとして貢献してくれるので非常に安心して眠ることができ、助かっています。

ちなみにこの日は50m圏内に4台の車。

 

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ちなみにテントを立てる際、一時避難&交戦場所がテーブルの下、最終エマージェンシールーム(絶対安全地帯)がトイレ内ということを念頭に立てています。

さらに、避難ルートと最短距離を確認しておけばなお良し。

絶対安全地帯にさえ逃げ込めば、熊だろうがサスカッチだろうが、フライングヒューマノイドだろうと完璧です。

(更新日時2016815)

2016.07.29

朝一、午前中を利用し後輪の最終チェック。

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ブリティッシュコロンビア、坂がとにかく多いんです。

おまけに今日はかなり強い向かい風となり、心が折れた為(ボキッと音がしました)、途中のJade Cityという小さな街に宿泊。

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街、唯一のお店、そして、隣にある無料のテント場(荒地)に宿泊。

隣に車とテントで宿泊しているフィリピン人のおばちゃんが、いとこに「サガノ」という日本人がいるんだ、とのことで話をしていたら差し入れで肉くれました。

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大変におこがましいですが、差し入れランキングでほぼトップ、めちゃくちゃおいしくて感動しました。

あと、前にも書いたと思いますが、フィリピン人の英語は本当に聞き取りやすく、自分がネイティブになったような気持になり、非常に晴れ晴れします。

(更新日時2016815)

2016.07.28

朝早めに起き、英語の勉強をしつつ、正午に出発。

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途中に降った雨のあとの一枚。コヨーテがウサギを捕まえたらしい。

この大きさのコヨーテならウサギを横取りできる…と思いつつ…やめました。

あと、後輪の調子が悪いと思ったら、前にパンクした場所が同じくパンクしてました。

簡易修理キッドだと空気穴の圧に勝てないらしく、空気漏れしてしまっていて役に立たない…。

結局後輪のチューブごと交換。

あと、熊よけで自転車のベルを鳴らすように心がけ始めたのですが、調子に乗っていたらいきなり折れて壊れました。

その時は「ギャー」と一人で叫びました。

今日のゴール、BOYA湖キャンプ場へ。

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ここは州が管理するブリティッシュコロンビアで初めてのキャンプ場。

ユーコンとの一番の違いは、きちんとお金を回収する係員が見回っていること。

人件費がかかる分なのか、ユーコンでは$12のキャンプ場代金が、$20へアップ。

ただし、私の場合は自転車なので$10でいいよとのいことでした。

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首なしのトイレは少し怖い。

(更新日時2016815)

2016.07.27

ついに午後出発。

まず、ワトソンレイクの街から20キロほど西に道を戻り、ここから一気に600キロほど南下していきます。

途中、ほんの数キロしか離れていないUpper Liardという街があるのですが、ここに行くまでの道で黒クマ二匹見ました。

しかも、下り坂でこちらに気が付いていなかったため、もう少しでぶつかりそうになるというよく分からない状況。

こちらが急ブレーキで止まり「おいっ!!!」と突っ込むとそそくさと逃げていきました。

というか、こんな街と街の狭間に熊いるなら、正直どこにでもいるといっても過言ではありません。

 

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本日、ついにブリティッシュコロンビア州に突入!!!

下り上り坂が激しくなっていきます。

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約一か月後、カナダのオゴポコという、クネクネした水棲獣について調べるつもりなのですが、このくねくねした道が、まさにオゴポコに見えてしまったりします。

 

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ブルー湖という空き地でテント泊。

RVという宿泊できる車が一台一緒にいるので多分大丈夫です。

そこのおじさんと話をしていると、「熊には十分気をつけなよ」といいつつも、「これを飲んで一夜を楽しんで」と差し入れにビールくれました。

ええと…どっちなの?と思いましたが、とりあえず久々のビールはうまいということだけは判明しました。

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(更新日時2016815)

2016.07.26

なんだかんだでワトソンレイクに更にもう一泊。

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ビジターセンターに寄ると、昨日のおばちゃんと別のおばちゃんに

「サスカッチの研究は進んでいるか?」

と冗談半分で聞かれたので

「オゴポコの調査もすることにしたから忙しい」

と言ったら二人で大爆笑してました。

本日、買い出しも済ませたので、一応準備は万端です。

(更新日時2016815)

2016.07.25

ここ数日、ワトソンレイクの街を一通り回ってみて思ったことですが、ここにきて一気にサスカッチに関する本が異様に増えました。

 

サスカッチ、ビックフットとは…

※「BIGFOOT【ビックフット】…アメリカの獣人。アメリカ版雪男みたいなもので、巨大な足跡と姿の目撃多数」

※「SASQUATCH【サスカッチ】…カナダ版ビックフット」

 

多分もう67種類の本をみているのですが、将来その手の本を書きたいと思っている私として驚いていることは、著者が皆異なるということではないでしょうか。様々な学者や研究家、そして個人が、グラフィックとか統計とか手書きのローカルな目撃場所などを記載しながら本を出し、結果、それらが小さな町の本コーナーに並んでいます。

素晴らしいことではないですか。

今回好奇心に負け、『ザ ベスト オブ サスカッチ ビックフット』JohnGreen著という本を購入してしまいました。$20

 

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この本にした理由は二つ。

1 この本には、1977年と1999年に集計された、目撃情報、足跡発見情報、その両方、に関するマップが記載されているんですが、そのデータが他の本でもよく紹介されている(Greenマップ)。つまりは、ビックフットに関する体系的な情報集計では、唯一というか、かなり有名なデータマップであり、その元となっている本である分利用価値が高い。

 

2 軽い。安い。

 

さて、そのGreenマップ、読み解くと非常に面白いことが分かってくるんですが、あまり細かく書くとキリがないのでとりあえず要約の2点だけ。

 

    「今から本格的にサスカッチテリトリーへ突入!」

アメリカ、カナダ全テリトリー対象に、サスカッチ統計情報が多い場所順にいうと

1 米カリフォルニア州 

2 米ワシントン州 

3 カナダブリティッシュコロンビア州 

4 米オレゴン州

となっています。

つまり、これから私が南下し通ろうとする全地域一体が目撃場所ということになります。ちなみに、私が今いるのはカナダのユーコンテリトリー州で、次に突入しようとしているのがブリティッシュコロンビア州ですが、目撃数の合計値でいうとYT=7 BC576 と実に80倍以上の差があり、この2州間でサスカッチ情報に関する明確な線引きが確認できます。

 

    「1977より1999年の方が情報数が2倍弱増えている…正直残念」

77年より99年の方が情報数が増えていて、うれしくなると思いきや、私は正直残念に感じます。元も子もなくなるかもしれませんが、普通に考えて、2mくらいの獣人が、生け捕りとは言わなくても死体も何も発見されないまま近年になればなるほど情報が増える、というのは起こりにくい現象だからです。つまりは、有名になりすぎたことによるフェイクや見間違いやらが絡み合い、とにかく情報が混乱していることを意味していると考えます。当然、それらを考慮しこのマップを利用しなければなりません。

 

さて、私には日々こなさなければならないタスクが複数存在しているのですが、これからさらに大変になりそうです。

1      自転車での走行。(旅の根幹部分ですが、頑張りすぎるとへとへとになるので日々体力を見極めながらマイペースに)

2      ブログ作成。(今後はちょっと時間配分を減らす可能性あり)

3 英語の勉強。(これを頑張らないと、一生能力が伸びませんので。あとは、今回のサスカッチの本でも思いましたが、そもそも世界に溢れた情報の大多数が英語であるため、一定以上の専門情報は英語とその多言語(和書)との組み合わせで調べていく必要性を痛感しました。)

4 スペイン語の勉強(メキシコ以南に向け、オラーとグラシアスはマスター済み。)

5 翼竜に関する本の和訳(日本から持ってきた本、単語が結構難しい)

6 サスカッチに関する本の和訳(今回購入)

 

結論、これから南下する走行は、サスカッチ探索に時間をかけていきます。

目標は、地元の生の情報聞き込みと、自身での足跡発見です。

特に、ビックフットで最も有名な映像「Patterson Film」というのがあるのですが、その撮影現場付近も走行するため、そこに実際行くことができるのかどうか、も非常に重要なカギとなることは間違いありません。なんせ、ネッシー写真と同レベルといっても過言ではないほど、世界に大きく影響を与えた映像ですので。

 

また、別の未知動物の話ですが、オーカナーガン湖の水棲獣「オゴポコ」調査(といっても湖を眺めるだけかも)10日間くらい行うことにしました。

さらにさらに、「ヒツジ男」発端の街、米カリフォルニア州サンタポーラ、少し前に話題になった「フライングヒューマノイド」発端のメキシコ、テオティワカン遺跡など、未確認動物を中心にした行程へ大きく変貌していくと思われます。

ええと、ウシュアイアという南米の遥かかなたの先っちょは、さらにどんどん遠くなっていく一方になりそうですが、正直サスカッチのリアルな足跡やオゴポコを実際目撃できた方が、私の人生観が大きく変わると思われますので・・・何卒ご了承下さい。

 

ちなみに、サスカッチに関し、ワトソンレイクのビジターセンターのおばちゃん聞くと、「若い人は信じないだろうけど、年を取っている人はみんな信じている。神話?神話ではないわ。あなたもサスカッチには気を付けてね」とのことでした。

さあ明日、問題なければワトソンレイクを出発します。

ではまた!!

(更新日時2016年7月26日)

2016.07.23

基本休日。

基本的に雨が降ったりやんだりが何回も繰り返し、肌寒い日々が続く。

一応、街の名前になってもいるワトソン湖を見てみようと少し自転車を走らせ見てみるが、とりあえず普通の湖でした。

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本日ワトソンレイクの街に行ってみる。

どうやら、様々な場所のサインが集まっているスポットが売りになっている模様。

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ワトソンレイクの周辺の湖にて宿泊。

(更新日時2016815)

2016.07.22

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さすがに疲れてきたので、休憩やレストランでの食事休憩を多くとり、ようやく本日ワトソンレイクキャンプ場に到着。

ただし、ここのキャンプ場遠すぎました。

国道に設置された「2キロで到着」の表記の後、2キロ進むと「テント場こちら」とダート道を3キロも走らされ、更に「キャンプ場へようこその看板」から実際のキャンプ地までは更に3キロあり、合計余分に6キロくらい走らされるという遠さ。

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この日の走行距離が70キロ弱なので、最後にいきなり10%増しということでした。

正直しんどい。

そしてさらに言うと、ワトソン湖はそこからさらに数キロ走らないと見える場所にないので、結局ただの森の中のキャンプ場、ということになります。

一言だけ言わせて頂きたい…なぜそうなってしまった?

 

 (更新日時2016815)

2016.07.21

自転車の後輪が調子が悪いと思っていたら、案の定パンクしていました。

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しかも、以前修理をした同じ場所。

簡易修理キットととのことだったので、素材自体が薄かったのか、前回のパンクの穴が大きかったのか、同じところが破けていました。

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夜はビッククリーク(大きな小川)キャンプ場へ。

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ちなみに、ビッククリークという川の大きさがこれ。

まあ、実際の大きさというより、心意気の大きさなのかもしれない。きっと。

 

夜、仕事を既に退職したトニ、ベッキー夫妻と知り合いになり、話していたらソーラー式折り畳み式ランタンと果物をたくさんもらいました。

理由は、ニカラグアとコロンビア間を日本政府が橋を立ててくれたから、とのことで、強制的に日本人代表としてもらうこととなりました。

少しだけ荷が重い。

トニは元ニカラグアのテレビ局カメラマンとのことで、ニカラグアのカヌーでしか行けないジャングルの村に家を持っていて、写真等たくさん見せてくれました。

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いやー、英会能力がどんどん上達しているのが自分でも分かり、このまま勉強していけば、この旅行中に日常会話は何とかなりそうな予感。

(更新日時2016815)