うどん県、ベースキャンプ高松店です。
11月19日~20日の1泊2日で、琴参観光主催の
「がんばらない遍路道歩き16期」第24行程が
開催されました。
コロナウイルス蔓延の影響で、昨年2回も延期された
行程でしたが、遂に歩くことが叶いましたぁ
本コースは、土佐の国から伊予の国への国境越えの重要な
節目となる行程で、地元香川からは最遠エリアになります。
それではレポートです。
今回は四国最南端の足摺岬からの打戻コースの
起点となる土佐清水市市野瀬からの歩き出し。
1日目は、宿毛市の四国霊場第39番札所の延光寺まで
歩く...約25.6㌔の行程。
お天気は、雨が降ったり、止んだりの繰り返しでしたが、
個人的には雨具を着ずに、傘だけで対応出来ました。
高知県三原村を北西に縦断します。
山間ののどかな農村風景が広がる中を歩けば、
郷愁溢れ... 心はの~んびり、和やか~に
周囲を山に囲まれた高原状のエリアですが、
その山々から流れ込む清水を利用した
広大な田んぼが続きます。
古くから米どころとして知られ、「みはら米」の
ブランド米として人気です。
ここ「三原村」は「酪農」と「どぶろく」も有名です。
「みはら米」を使ったどぶろく造りが盛んで、
珍しい「どぶろく特区」に指定されて、
色々な農家の方が造られています。
今回は特別に農家レストラン風車さんで
試飲させて頂きました。
いつもは、ダメ()なのですが、お泊りなので運転も無いので、
ちょっぴりほろ酔い気分での歩行もアリで~す。
「どぶろく」とは、こうじと米がそのまま入ったお酒。
自然発酵で一つ一つが丁寧な手作業で造られているそうです。
お土産に購入された方も多く、「今晩飲み過ぎない様に、ね」
ちょっとした上り坂でも、心臓がバクバク()
どぶろくの試飲効果が出始めました~。
集落を抜けても、田んぼはどこまでも続きます。
通称「ホタル湖」と呼ばれる中筋川ダム湖畔に入れば、
遂に三原村を抜けて、高知県の最後の市町村となる
宿毛市(すくもし)に入ります。
この日はほぼアスファルト道の歩行なので、
足への負担も大分きつく感じられました。
更に雨の歩行は、結構疲れるんですよね()
ダム湖畔で「おやつタイム~」
先程立ち寄った農家レストランさんで調達した
「どぶろく饅頭」を美味しく頂きましたぁ
お酒は飲めないけれど、和のスイートはOK
どぶろくの匂いがほのかに薫る...素朴なお饅頭。
高台を歩いて来た道のりも、下りに入りました。
山並みは雨に煙り、刻々と変わる自然風景の
大パノラマにすっかり魅了されました。
宿毛市平田町へ下って来ました。
「イチョウが真っ黄、黄」
里の紅葉も始まっています
国道56号に合流する頃、夕日が射し込んで来ました。
「もう、晴れるのかしら?」でも上空はどんよりとして、
明日の天気が心配です。
時間は17時前。辺りはすっかり暗~く。
でも「お泊り」なので時間も気にせずに、最終目的地の
延光寺まで予定通り、歩かせて頂きました。
午後17時を過ぎて、ようやく四国霊場第39番札所
延光寺に到着。お寺さんの優しい計らいで、遅くなり
ましたが、参拝OKの快い承諾を頂きました。<(_ _)>
お寺ゆかりの赤色の亀の石像。
甲羅の上に、梵鐘を背負っています。
よっぽど参拝者に頭をなでられているみたいで、
頭部はつるつる。
土佐の国最後の札所です。
赤亀を囲んで記念撮影
「これで長生き、間違い無し」
今宵は四万十市中村のホテルで宿泊。
夕食は近くのお食事処に行かれる方が多かったです。
一番人気は、土佐ならではの「かつおのたたき」。
さすがに本場は、かつおの鮮度と厚さが違いましたね。
全国旅行割のクーポンを使って、少しリッチなディナー
明日も長丁場なので、皆さん早々にお部屋に戻り、
バスタブに浸かり、バタンキュ~だったそうです(笑)
<歩行データ>
行動時間:6時間33分 歩行距離:24.98㌔
平均スピード:3.8㌔/h 最高気温:15℃
総上昇量:309㍍ 総下降量:274㍍
最低高度:16㍍ 最高高度:193㍍
ベースキャンプ高松店スタッフ