うどん県、ベースキャンプ高松店です。
11月9日は高知県香美市物部の白髪山に登りました。
四国では白髪山が2つ在り、こちらを「物部白髪山/
ものべしらがやま」と、呼ぶことが多いです。
稜線部の紅葉はほぼ終わっていましたが、
お天気に恵まれて、周辺の山並みの眺望が
素晴らしく、大満喫出来ましたぁ。 \ ()/
それではレポートです。
香川県からのアクセスは結構長いですが、
途中の紅葉の名所「西熊渓谷」から見上げた
山並みの紅葉模様は、陽を浴びて輝いて、
ほぼ最高の見頃を迎えていました。
今回は白髪山駐車場から林道を歩き、
剣山~三嶺縦走路上の白髪避難小屋に登り、
白髪山山頂を経由する...右回りの周回コースを辿ります。
レベルは入門~初級レベル★*。
別府峡に通じる林道は崩落の為に途中通行止めなので、
車がほぼ通らない林道を緩やかに下って行きます。
林道から山に取り付きましたが、いきなりの急登。
周囲には落葉の木々が広がり、木漏れ日降る道のりは
明るくて気持ちが良いですが、眺める余裕はありません。
幾つか在り、初見でルートファインディングは
少しだけ大変かも... 滑落も要注意
森林限界を越えて、一面カヤや笹の原っぱが広がる
主稜線(標高1600m付近)まで来ましたぁ。
目の前には白髪避難小屋。
遠くに日本百名山の剣山と兄弟峰の次郎笈も見えています。
空気が澄んで、遠くまで良く見えましたぁ。
風が少しだけ吹いていましたが、
そんなに寒くはありませんでした。
避難小屋近くの窪地でランチタイム
この所天候が安定しており、剣山系の縦走者も多く、
この日は4パーティ9名に出会いました。
どの方もお天気が良く、とっても楽しそう
時間も余裕が有るので、お湯を沸かし、ミルで豆を挽き、
本格的なコーヒーをゆっくり味わいました。
避難小屋からは進路を南西に、稜線を辿ります、
「白髪ノ別れ」が今日一の展望ピーク
北側には、天狗塚から三嶺に連なる山並み。
稜線沿いは笹原帯が広がる、四国の高嶺らしい風景です。
百名山の剣山、石鎚山以上の人気を誇る...
三嶺(みうね、又はさんれい)は幾つものピークを隔てた先に
ドッシリと横たわって、抜群の存在感
日本二百名山で、標高は1894m。
ここからだと、約2時間の距離。
東側には(左)剣山(標高1955m)、
(右)次郎笈(標高1930m)。
ここからだと、約5時間30分の距離です。
十分展望を満喫したら、白髪山に南下しましょう。
広葉木はすっかり落葉していました。
縦走路から南東には、「四国一危険な山」と云われる...
双耳峰の石立山。標高は1707.7m。
ここからだと、約8時間程の距離。
冬枯れの樹林帯の尾根道が続きます。
アップダウンもほどほどの道のりで、
のんびりと歩けるのが嬉しい!
この辺りは、鹿の食害が目立ちました。
笹原が広がる、白髪山のピークへ。
白髪山の標高は、1770㍍。
ここだけの往復ならば、入門レベル★。
山頂北の岩のテラスへ。
眼下には西熊渓谷、そして対岸には剣山系の
名だたる峰々の連なりが広がります。
三角錐の山容が際立つ...天狗塚(標高1812m)。
右側に双耳峰の様に見えるのが、天狗峠。
長大な山容が幻の様に感じられる...
綱附森(つなつけもり/標高1643.2m)。
右奥には土佐矢筈山(標高1607m)も見えています。
物部白髪山を下山。
笹原に白い巨石が際立って見えます。
無事下山したら、最近の個人的なご褒美は、
オピネルナイフで剥くご当地の柿です
地元の産直に立ち寄り、色んなモノを物色するのが、
本当に愉しみです。
アクセス道では、山鳥、鹿に出会いました。
「後は熊かなぁ?」と思っていたら、
国の天然記念物のカモシカさんの登場
<歩行データ>
行動時間:4時間40分 歩行距離:5.69㌔
消費カロリー:1831カロリー
平均スピード:1.2㌔/h
総上昇量:523m 総下降量:541m
最高高度:1769.8m白髪山ピーク
最低高度:1364m登山口
ベースキャンプ高松店スタッフ