うどん県、ベースキャンプ高松店です。
10月31日、鳥取県の「大山古道」を歩きました。
紅葉が素晴らしかったので、写真を掲載致しますね。
標高1000㍍付近は、上に、下に、鮮やかな 秋色 の
別世界が広がっていて、陽が当たれば、極 美 です。
今回訪れたのは、鳥取県の「日本百名山」の大山エリア。
朝方、大山本峰を西側の桝水高原から見上げたら、
山腹の紅葉状況はイマイチに感じましたが、それよりも
物凄い登山者に驚きでしたぁ()
朝早いのに、大駐車場は、ほぼ満車状態。
今回は川床登山口から、往年の大山詣での古道を
南に辿り、大山滝を経て、一向平までの約12㌔を
歩く予定でしたが、台風で大山滝周辺で崩落が有り、
通行止めが解除されず、途中の大休峠迄で折り返す
プランに変更しました。
まずは阿弥陀川を渡り、登りに取り付きます。
コース上には案内板が設置されて、とても分かりやすい
のですが、分岐が何本か有り、地図の携帯は必須です。
ブナ、ミズナラの深遠な広葉樹の森が、黄緑、黄色、
オレンジ、赤、朱色にと、一斉に色付いていました。
コース上はブナの黄葉(おうよう)が中心ですが、
標高を上げると、次第に赤色が目立って来ました
かつての古道を物語る...石畳の道が出現。
ナカナカの風情ですが、石は苔むして滑りやすく、
かなりスリップには要注意
標高1112㍍の大休峠(おおやすみとうげ)に到着。
ここには避難小屋が有り、ランチタイム。
この辺りの紅葉は、特に綺麗でした。
西には宝珠尾根、そしてユートピア小屋が望めます。
少し南にトラバースして、谷を挟んだ山並みの紅葉を
見に出掛けました。
谷を隔てた山腹にも、紅葉帯を確認
時間に余裕が有るので、避難小屋に荷物をデポして、
矢筈ヶ山を空荷でピストンすることにしました。
見上げたのは標高1,300㍍の矢筈の前衛峰。
矢筈ヶ山の登りは、標高差246㍍ですが、
意外とガレ場の登りは厳しかったです
矢筈ヶ山(標高1、358㍍)は、大山火山の外輪山の
一角で、こちらを大矢筈(おおやはず)と呼びます。
山頂からは360度の大パノラマです。
でもガスが湧いて、ちょっぴり残念でした。
こちらは西側の大山本峰と手前に矢筈の前衛峰。
うっすらと紅葉帯が広がって見えました。
北東側には小矢筈(こやはず)。
尖がったピークが印象的でした。
ほぼ真北には、甲ヶ山(かぶとがせん/標高1、338㍍)。
こちらも大山火山の外輪山で、ちょうど太陽が紅葉帯を
染め上げていました。
矢筈ヶ山からの下りは、慎重に
往路を川床に戻り、無事下山。
総歩行距離:11.2㌔。 高低差:780㍍。
大休峠温度:約10℃。 総活動時間:約7時間。
この日は風が無く、ファイントラックの長袖ドライレイヤーに
ウール混のハーフジップのカットソーを羽織り、上は、ほぼ2枚。
下は4シーズン用パンツでOKでした。
大山の紅葉は、今がまさに見頃です。
感覚的には、標高1000㍍辺りがピークを
迎えつつあるように感じられました。
是非、参考まで...
ベースキャンプ高松店スタッフ