2021年6月16日 (水)

四国の山レポート ~二ノ森~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

先日、7月末の本山行に備え、愛媛県の石鎚山系の

二ノ森(にのもり・標高1929㍍)に下見に入りました。

二ノ森は石鎚山の南西に位置し、愛媛県では第2標高、

四国では第4、西日本でも第5標高を誇る...高嶺の山です。

今回は西側の保井野(ほいの)登山口からの歩行スタート。

まずは石鎚連峰の西の端、堂ノ森を目指します。

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この日は生憎の曇りcloud

ガスが掛かり、展望は良くありませんでした。

樹林帯を抜けると、標高1400㍍辺りから上は、

笹に覆われて、まるで笹の大海原の様です。

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堂ヶ森へのルートはほぼ2つ。今回とは違って

梅ヶ市(うめがいち)からも登れますが、最近は伐採が進み、

個人的には自然林の中をたっぷり愉しめる保井野コースが

好きですね。但し木の根っこが多く露出している箇所もあり、

特に雨の日の下りのスリップ転倒には要注意danger

そして「虫」が多くなってきましたので、防虫対策も必須sign01

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ようやく堂ヶ森(どうがもり・標高1689㍍)に到着。

標高差約1130㍍の登りでした。sweat01

人工物はマイクロウエーブ反射板で、遠くからも目立ち、

山岳同定の良い目印にもなっています。

そしてようやく主稜線に辿り着いたことになります。

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堂ヶ森から東へ、笹原の1本道が続きます。

石鎚山系に続く...四国での有数のロングトレイル。

素晴らしい縦走路に思わず感激です。(happy02

でも残念ながら、山の上は全く見えそうにありません。

時期によって縦走路は、笹ボウボウで進退が大変な

こともありますが、今回は草刈りをしてくれており、

とても歩きやすく、持参したスパッツは装着せずに済みました。

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途中の鞍瀬ノ頭のピークにも登りました。

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そして遂に、二ノ森登頂sign03

堂ヶ森からの標高差は、約240㍍です。

このピークは東の石鎚側からも、堂ヶ森側からも

ちょうど中間に位置し、どちらからもアクセスが大変で、

ナカナカ日帰り山行には厳しい山のひとつです。

周囲の展望は皆無。ここから更に東の石鎚山までは、

約1時間40分の距離になりますが、本日はここまで。

往路を戻りました。

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帰り道でようやく雲が切れ始めました。前方には

堂ヶ森のたおやかな峰が広がっています。

笹原に点々とした木々は、四国シラベやダケカンバ等。

あと、注意点としては、稜線に出るとご覧の様な笹原が続き、

陽射しを遮る木々が無いので、夏場の熱中症にも要注意danger

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振り返り見た二ノ森方面は最後まで見えずじまいdown

眼下には赤い屋根の愛大小屋が見えました。

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立派な小屋です。

急な雷雨の際などには本当に頼もしい存在ですsign03

横におトイレも在りました。

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下山中に眼下に面河ダム湖が見えましたよ。

例年7月には堂ヶ森周辺ではピンク色のササユリが

咲くのですが、今日は見ることが叶いませんでした。

約6時間の山行タイムで、途中2パーティに出会いました。

下見もバッチリ出来たので、本チャンが楽しみです。

ベースキャンプ高松店スタッフ