うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先日、7月末の本山行に備え、愛媛県の石鎚山系の
二ノ森(にのもり・標高1929㍍)に下見に入りました。
二ノ森は石鎚山の南西に位置し、愛媛県では第2標高、
四国では第4、西日本でも第5標高を誇る...高嶺の山です。
今回は西側の保井野(ほいの)登山口からの歩行スタート。
まずは石鎚連峰の西の端、堂ノ森を目指します。
この日は生憎の曇り。
ガスが掛かり、展望は良くありませんでした。
樹林帯を抜けると、標高1400㍍辺りから上は、
笹に覆われて、まるで笹の大海原の様です。
堂ヶ森へのルートはほぼ2つ。今回とは違って
梅ヶ市(うめがいち)からも登れますが、最近は伐採が進み、
個人的には自然林の中をたっぷり愉しめる保井野コースが
好きですね。但し木の根っこが多く露出している箇所もあり、
特に雨の日の下りのスリップ転倒には要注意
そして「虫」が多くなってきましたので、防虫対策も必須
ようやく堂ヶ森(どうがもり・標高1689㍍)に到着。
標高差約1130㍍の登りでした。
人工物はマイクロウエーブ反射板で、遠くからも目立ち、
山岳同定の良い目印にもなっています。
そしてようやく主稜線に辿り着いたことになります。
堂ヶ森から東へ、笹原の1本道が続きます。
石鎚山系に続く...四国での有数のロングトレイル。
素晴らしい縦走路に思わず感激です。()
でも残念ながら、山の上は全く見えそうにありません。
時期によって縦走路は、笹ボウボウで進退が大変な
こともありますが、今回は草刈りをしてくれており、
とても歩きやすく、持参したスパッツは装着せずに済みました。
途中の鞍瀬ノ頭のピークにも登りました。
そして遂に、二ノ森登頂
堂ヶ森からの標高差は、約240㍍です。
このピークは東の石鎚側からも、堂ヶ森側からも
ちょうど中間に位置し、どちらからもアクセスが大変で、
ナカナカ日帰り山行には厳しい山のひとつです。
周囲の展望は皆無。ここから更に東の石鎚山までは、
約1時間40分の距離になりますが、本日はここまで。
往路を戻りました。
帰り道でようやく雲が切れ始めました。前方には
堂ヶ森のたおやかな峰が広がっています。
笹原に点々とした木々は、四国シラベやダケカンバ等。
あと、注意点としては、稜線に出るとご覧の様な笹原が続き、
陽射しを遮る木々が無いので、夏場の熱中症にも要注意
振り返り見た二ノ森方面は最後まで見えずじまい
眼下には赤い屋根の愛大小屋が見えました。
立派な小屋です。
急な雷雨の際などには本当に頼もしい存在です
横におトイレも在りました。
下山中に眼下に面河ダム湖が見えましたよ。
例年7月には堂ヶ森周辺ではピンク色のササユリが
咲くのですが、今日は見ることが叶いませんでした。
約6時間の山行タイムで、途中2パーティに出会いました。
下見もバッチリ出来たので、本チャンが楽しみです。
ベースキャンプ高松店スタッフ