うどん県、ベースキャンプ高松店です。
室戸岬を目指す「遍路道歩き」の2日目のレポート。
2日目もお天気に恵まれました。水族館からスタート。
室戸岬の東側を南下し、ただひたすら岬の突端に在る
次なる札所を目指します。もう直ぐなのですが、これが
結構長~く、遠~くに感じられます。
コンクリートの要塞のような塀に遭遇。
この地は台風のメッカで、強烈な雨風を防ぐ為のモノだそうです。
昨日に続き、「春」の花?菜の花畑に遭遇。
まさしく南国情緒たっぷり過ぎますねぇ。。
相変わらずの強い陽射し。長袖のアンダーウエアとカットソーでは、
正直、暑過ぎました。半袖の薄手のアンダーで十分でしたね。
右手に「室戸青年大師像」が見えてきました。
この地は若かりし大師がかつて修行をし、悟りを開いた場所。
岬の洞窟に籠っての修行の際に、洞窟から見えた外の世界は、
「空」と「海」だけだったということから、「空海」と名乗る様になったのだとか...
折角なので、少し遍路道とは分かれて、乱礁遊歩道を
歩くことに。ここは荒々しい波 に浸食された大地の営みを
体感出来るジオパークの認定エリアです。
コバルトブルーの海で、つりをされていた方の釣果を見せて頂くと、
グロテスクなうつぼを二匹もゲットしていました。
結構な登り・下りも。
そして、いよいよ木漏れ日射す室戸の暖洋性の森を
登り、第24番札所最御崎寺(ほつみさきじ)へ。
「これぞ、遍路道」と思わず唸りたくなる...素晴らしい道。
立派な山門に到達。前の23番札所から、およそ75.4㌔の距離。
時速4㌔の歩行で、3日と半日も、掛かったことになります。()
そしてここが土佐の国の1番札所
「これは珍しい」
境内で天然記念物指定の「ヤッコソウ」に出会えました。
参拝後のランチは厚切りのかつおのタタキです。
午後は24番札所から、室戸スカイラインを下りました。
まるで大海原の上を歩いているかの様な不思議な感覚
高度恐怖症の人には怖い歩行になりますが、
それでも最高に眺めの良い「空」と「海」の道です。
スカイラインを下れば、通称「ハイビスカス通り」へ。
真っ赤な花が咲き始めたばかり...
旧道沿いを次なる25番札所の津照寺を目指します。
途上、白い土佐漆喰の壁と水切り瓦を配した家屋も
チラホラと。風情ある佇まいに心が和みます。
そして前の札所から6.5㌔歩いて、最終点に到着。
着いたのは良いけれど、本堂に続く急階段が待っていました。
かつて阪神タイガースの2軍選手が走って登る、
トレーニングに使ったのだとか。
太平洋と水平線を眺めながらのシーサイドウオークの2日間は、
お遍路終了後に、特に印象に残った行程だったとの声が多いです。
「本当にお疲れ様でしたぁ。」
土佐の遍路道は、弓なりの土佐湾を西に辿り、遥かなる足摺岬へと続きます。
ベースキャンプ高松店スタッフ